アクサルタ社、第69回世界自動車人気色調査年次報告書の発表で自動車塗色における主導的地位を強化


●世界のモビリティ市場においてグレーの人気が引き続き高まっている

●ホワイト塗装車への関心が最も高いが、主要市場で人気度が低下している

●多彩な色合いのブルーの人気度は昨年比1%増

グレン・ミルズ(米国ペンシルベニア州) - 液体・粉体塗料の大手グローバルサプライヤーであるアクサルタ社(ニューヨーク証券取引所略号:AXTA)が、第69回世界自動車人気色調査年次報告書を発表しました。この報告書によると、路上で最も多く見られる自動車塗色は、ホワイト(35%)、ブラック(19%)、グレー(19%)の順で、グレーの人気度は、世界全体で4ポイント上昇しました。アクサルタ社の世界自動車人気色調査報告書の結果は、同社による2021年の自動車製造データの分析に基づいており、現在の市場動向の指標になっています。

ホワイト塗装車は、2011年以降、世界の道路上で最も多く見られる自動車塗色となっており、アジアで、ホワイト塗装車の製造台数が最も多くなっています。全体的な傾向としては、ホワイトの人気度は2017年にそれまでで最高の39%を記録して以降、毎年いくつかの地域で低下しています。今年は、ホワイトが3ポイント低下しましたが、その主な原因は、すべての地域での低下、特に中国での7%の低下です。

ヨーロッパは、グレーの人気が最も高い唯一の主要地域で、3年連続で人気ナンバーワンとなり、27%を記録しました。南米では、シルバーの人気が非常に高く、23%で2位となりました。高級車部門では、ヨーロッパでブラックの人気が最も高く22%で、リードを続けています。路上でのレッド塗装車が最も多いのは北米で8%を記録しました。

2021年は半導体チップの不足が自動車生産に影響を及ぼしたため、自動車市場は厳しい状況になりました。アクサルタ社のナンシー・ロックハート(カラー担当グローバルプロダクトマネージャー)は、「今後の自動車塗色の人気の傾向は、消費者の需要によって示されることが予想されます」と述べています。

アクサルタ社は、自動車産業で使用される塗料の色に関する報告書を1953年から発表しており、現在でもカラートレンドと色彩の嗜好に関する報告書を発表し続けています。また、アクサルタが毎年発表している世界カラートレンド予測では、さまざまな色の予測が報告されています。自動車塗色の将来展望は、自動車と消費者の嗜好の進化に合わせて変化し続けています。アクサルタ社は、車体表面にとって美的にも機能的にも有益なコンセプトカラーを設計しています。詳細については、アクサルタ社の世界自動車人気色調査年次報告書とカラートレンド報告書と消費者嗜好調査報告書をご覧ください。過去の報告書はこちらからご覧いただけます。

 

アクサルタコーティングシステムズ について

アクサルタは塗料に特化し、革新的、カラフルで、美しく持続可能なソリューションをお客様に提供する、世界をリードするグローバルカンパニーです。自動車OEM、商用車両、補修用アプリケーションから、電気モーター、ビル、パイプラインまで、私たちのコーティングは腐食防止、生産性の向上、コーティングした材料の長期品質保持に役立ちます。塗料業界で150 年以上の歴史を持つアクサルタは、世界130 か国の10 万人以上のお客様のために、最高のコーティング、アプリケーションシステムとテクノロジーを提供するために日々、尽力し続けています。 YouTube アクサルタコーティングシステムズも併せてご覧ください。

第69回世界自動車人気色調査年次報告書