研究開発


アクサルタは、日々変化する顧客ニーズに応えるため、既存製品の性能や品質をより高める方法がないか検討しながら、世界中に広がる研究開発センターのネットワークを使って新製品を検索しています。アクサルタには、150年の長きにわたり塗料業界で蓄積してきた技術に基づく1,100以上の特許(申請中を含む)があります。1,400人の研究員・科学者・エンジニアで構成された優秀な研究チームを、南北アメリカ・欧州・アジアの研究開発センターに展開し、各地域の厳しい気象環境にも耐え、お客様のニーズを満たし、地域の各法規制に則った製品を開発するために研究を行っています。

研究所では

 

各研究所では、塗料を構成するポリマーと顔料に特化した研究が行われています。ポリマー合成のエキスパートは、付着力が高く、擦り傷や紫外線による劣化に耐久性があり、適度な粘性があり、腐食から素材を保護してくれる塗料を作り出すため、新しい樹脂を探索しています。調色エンジニアは、発色効果がありお客様の求めるスペックに合った塗料を生み出すために、顔料やディスパージョンの特性を評価しながら最大限効果的な塗料を作り出しています。

調色エンジニアはまた、新しい塗料ツールの探索も行っています。例えば修理工場の場合、車本来の色と補修塗料の色が完全にマッチしなければ完璧な補修とは言えません。アクサルタの調色エンジニアは、塗料を一滴も使わずに塗装車両の色を再現するデジタルカラーレンダリング技術の推進にも力を注いでいます。研究所での品質評価後、更にアクサルタでは、製品に対して市販前・市販後の厳しい評価を行っています。

アクサルタは、新しいアジアパシフィック技術センターを2016年上海にオープン、またアクサルタのグローバルR&Dプログラムのハブとなる、新しいグローバルイノベーションセンターを2017年にフィラデルフィアにオープンし、より一層研究開発に注力していきます。

お客様のために

 

アクサルタのイノベーションの成果はお客様のものです。最新世代の「高つきまわり性“アクアEC 4000”電着塗装」が自動車製造の生産性と性能を高めます。第三世代のOEM用製品や補修用水性塗料は、少量でも隠蔽性が強く作業時間の短縮に寄与します。新しい塗装技術の活用で、さまざまな温度・湿度の条件でも一貫した塗装力を持つ水性塗料が生み出されています。